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看護師の仕事の中で一番大変なのは精神的なサポート

ICUに限ったことではないですが、看護師というのは日々本当に様々な場面や人に出くわします。患者さんの急変はもちろん起こりますが、日常の業務の中でもたくさんのエピソードが発生します。

 

患者さんご本人との関わりだったり、ご家族との関わりだったり。人生普通に生きていたら絶対に関わらないような人とも関わらなければなりません。個人的にですが、看護師の仕事の中で一番大変なのは精神的なサポートだと思います。

 

患者さんが苦しんでいる時、ご家族が辛そうにしている時、悩んでいる時、患者さんが亡くなってしまった時、急変したり危篤になってしまった時、たくさんの場面がありますが、私はそこにどれだけ介入できるかがその看護師の能力だと思っています。

 

日々のケアの技術や豊富な知識ももちろん患者さんにとって有益ですし、大きな助けになりますが、結局最後に患者さんやご家族の記憶や印象に残っているのは、どれだけ寄り添ってくれたか、ということです。

 

ICUは特に、技術や知識が伴っていないと、患者さんやご家族から信頼を得たり、コミュニケーションを円滑に図ることは正直難しいです。ですが、知識や技術が伴っていても、精神的な介入を避ける看護師はたくさんいます。なぜなら、それだけ看護師にとって負担が大きいからです。

 

そして、日々のルチーン業務のように、絶対にやらなければならない業務ではないからです。やってもやらなくてもどちらでもいい、でも私はそれこそやるべきことであり、求められている仕事だと思っています。ルチーン業務は誰にでもできます。

 

マニュアルがしっかりしているようなものに関しては、新人がやっても経験者がやっても大差ないものもたくさんあります。ですが心のケアは誰にでもできるものではありません。対人との関わり合いですので、単純に合う合わないもありますし、自分の気持ちや考えが相手に伝わらなかったり、逆に悪影響を与えたりすることもあります。でも、だからこそ、自分という存在が必要とされる場面があります。

 

大変だからこそ感じるやりがい

7年程ICUで勤務してきて、今でも思い出すような事例がいくつかありますが、その全てがいい意味でも悪い意味でも自分個人を評価してもらった場合です。もちろん良い評価ばかりではありませんが、こちらの負担が大きい分、患者さんやご家族から頂く温かい言葉は、どんなに高いお給料にも勝るものがあります。

 

実際私はお休みの日にも患者さんのために個人的に病院に行ったりしていましたし、日勤深夜の前の貴重な睡眠時間を削って患者さんのために時間を使ったことも多かったです。なぜそこまでできたのか、離職してしまった今では自分でも感心する程ですが、それだけやりがいを感じていたからだと思います。一生懸命やっても、報われないことはたくさんあります。失敗もたくさんしました。

 

でも、やっぱりまた看護師として働きたいなと思える原点は、そういう経験から得た充実感や満足感だと感じます。

 

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