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ICU新人としての心構え その2【適度に反省して次につなげる】

前回の「ICU新人看護師の1年目の心構え、何を勉強すればいいか、等」に続き、今回も新人の心構えについてお話しさせていただきます。

 

私は1年目からICUに配属になったのですが、その頃一番つらかったのは、自分が何もできないということでした。

 

先輩や異動者の方に聞いてみると、他部署でどんなに経験を積んできても、やはりICUに来たばかりの頃は無力感を感じることが多かったと言います。むしろ、病棟でバリバリ働いていた人が突然何もできなくなると、より喪失感を感じるケースが多いように思いました。

 

もちろん、何年経験を重ねても、反省は残ります。というか反省はするべきですし、反省をしなければステップアップはできません。後悔し、反省することで次はこうしよう、という改善策が生まれるからです。ですが、経験を重ねた時の反省と、新人のころの無力感は全く違うものです。新人のころに感じる無力感も、ステップアップのためのものであることには変わりはないのですが、少なからずどこかに納得のいく部分があった上でする経験者の反省と、全く何もできなかった自分を責める新人の場合とでは明らかにその質が違うからです。

 

急変の時

新人がICUで一番無力感を感じるのは、分かりやすいのはやはり急変の時でしょうか。

 

初めて急変した時などは、何が何だか分からず、とにかく棒立ちです。先輩に指示されたことができれば100点かもしれません。頭が真っ白、パニックになって、指示されたことすらまともにできないことも多いですし、先輩の経験が浅ければ先輩自身が人に指示を出すこともできないのでなおさら何もできません。

 

バタバタする雰囲気の中、ベテランの先輩ナースたちがわーっと寄ってきて、知らない間に処置が終り、知らない間に患者さんの状態がまた落ち着いている、という状況も少なくないです。そして周りのみんながやってくれたことを記録する。それが何とも無力感を呼びます。その上自分でやったことが何一つないので、記録するにもいちいち人に確認しなければなりません。聞くのも気を使いますし、自分の患者さんのことなのに、と惨めな気持ちにもなります。

 

何事も適度に

初めての時は誰でもそうなので、自分を責める必要もないですし、客観的に振り返りをすることで次につなげていくことの方が大切なのですが、人によっては何もできなかったと自分を責めすぎてしまい、ひどく落ち込んでしまうことがあります。

 

もちろん自分を責めたり落ち込みやすい人はその分反省もたくさんしますし、次は絶対できるようにしてやろうという意気込みも強かったりしますので、伸びも大きかったりするのですが、何事も過ぎるのはあまりよくありません。落ち込みすぎて、やっぱり自分はICUには向いていないんだと思い込んでしまったり、日常の業務ですら変に緊張してしまってこなせなくなってしまったり。色々なケースがあります。

 

その逆で、気にしすぎないのも問題です。新人だからできなくて当たり前、人が手伝ってくれて当たり前、と感じる人も意外と多いです。こういう人は、もちろん経験を積んでいけばそれなりにできるようにはなりますが、核心的なものを逃していたりします。

 

適度に反省し、次につなげていけるのがベストだと思います。

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