ICU看護師の生活

ICUで遭遇する急変【ICUは急変患者対応が多いのか?】

ICUというと、なんだか毎日急変に追われているような印象を抱いている方も多いのではないでしょうか。私はそうでした。ですが、実際働いてみて、想像していた所とは少し違うなという印象を持ちました。

 

ICUだからといって、常に緊急事態に遭遇しているわけではありません。
 
7年勤務しても、あの時の急変は大変だったなと思い出せるような事態にまでなったことは数えるくらいだったと思います。むしろ病棟の方がモニタリングが常にできない分、急変の頻度は多いのかもしれません。

 

小さな変動は多いので、忙しくなることはよくありますが、例えばDCが必要だったり、心臓マッサージをしなければならないような緊急事態は思ったよりは多くありません。私の経験だと、DCは緊急事態よりも不整脈の治療に誓う頻度の方が多かったくらいです。

 

ICUと病棟との違い

病棟の方が頻度が多いかもと言いましたが、実際ICUにいると、環境は全て整っていますし、急変する場合も入室直後とかでなければ気管内挿管も済んでいて、ルートもあって、医師はすぐそばにいて、スタッフも多くて、という環境なので、頻度もそうですが病棟で急変する方が大変だった印象です。

 

病棟では一人の看護師が何人もの患者さんを見ますので、常にそばにいられるわけではありませんし、患者さんが何をしているのか常に把握することは不可能です。看護師が見ていない間に、患者さんがこちらの想像を超えるようなことをしていたり、禁止されていることをしていたり、ということがざらにあります。

 

施設の環境や看護体制によって違うので一概には言えませんが、ICUでは病棟とは比べものにならないくらい患者さんの行動を見守ることが可能ですし、逆にそれができなければ色々な生命維持装置を付けている患者さんの安全を守る事ができません。モニタリングをしっかりして、患者さんの状態に常に気を配っておけば、ある程度の急変は予測ができるし未然に対処することで急変を防ぐことが可能です。

 

どうしようもなく起きてしまう急変はもちろんありますが、私はICUで患者さんを急変させてしまうことは恥ずかしいことだと考えていました。

 

急変患者に備えて

そうは言っても急変にあたることはあります。同じフロア内にいて、自分とは関係のないところで急変が起きているのを目の当たりにすることもありますし、自分の患者さんが急変することもあります。

 

新人のころは急変が起きるとオロオロするばかりで何をしていいのか分からないのですが、これも慣れてくるとある程度のことはできるようになります。

 

急変の時は、疾患別に対応が異なることももちろんありますが、大体基本的にはやる事が同じだからです。自分と関係のない所で急変が起きたら、それはチャンスです。誰がどのように動いているかを観察し、もし自分がその場にいたらどうすればいいのか頭の中でロールプレイしながら学べるからです。

 

私も、先輩の動きをよく見ていました。良いところは取り入れ、改善した方がいいと思うところはどうすればよかったかを考えます。そうやってロールプレイしておくだけでも実際当たった時に全然違ってきます。急変時は、みんながピリピリしますし、医師によっては怒鳴りつけてくる人もたくさんいます。いかに冷静でいられるか、そのためにも予行演習は大切です。ビビりな私は、何年経験しても、少しは慣れたなと思っても、それでも薬剤を準備する時などは手が震えたりしたものでした。

 

患者さんのためにも、ご家族のためにも、少しでも冷静でいられる看護師でいたいものです。

 

ICU(集中治療室)の看護師になるためには TOPへ

このエントリーをはてなブックマークに追加  

ICU看護師になりたいなら


 
TOP ICU看護師の業務 ICUの求人 ICU看護師体験記 ICU看護師になるためには